2015.04.10 Friday
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*LocoMoco*2013.06.19 Wednesday
写真展 craftsmanship
少し前に、木工作家 山本美文さんと写真家 中川正子さんの展示へ行ってきました。岡山で作家活動をされている山本さんと、同じく岡山を拠点に日本中を飛び回っていらっしゃる写真家の正子さんとのコラボレーション。
**すでに展示期間は終了しています。5/17-6/16@ao daikanyama** 「craftsmanship」 木工 山本美文の紡ぐ言葉と中川正子の写真の展覧会 「工房の窓辺に差す瀬戸内の陽光の下で聴くパブロ・カルザス。 静かなチェロの音色と旋律の余韻から伝わる豊かな詩情に心を寄せながら木を刻み始める。トントントン、トントントン。トントントン、トントントン。鑿(のみ)をはつる音はいつしか鼓動と重なり合い、すべての音が僕の中から消えてゆく。」 文字と言葉は山本さんが綴った中川正子さんへのお便り。 そして、ファインダーを通して、山本さんのcraftsmanship(ものづくりの精神性)を見つめている正子さんの視線や琴線が感じられる作品たち。 まるで陶器のような質感の器。 手にとった時の羽のような軽さで「あ、木でできてるんだ。」と気づかせてくれます。 温かみのある木のカトラリーや大皿。 このスプーンでスープを飲んだら美味しいだろうな。 大皿にフルーツをのせたらどんなだろう。 デザートフォークで桃や梨を食べたいなぁ。 いろんな想像力をかきたてます。 オリーブの木で作られたスプーンは手にするとどこかしっとりしていて、まるでオリーブオイルを刷り込んだようななめらかさがあって心地いい。 うちにやってきたリトルスプーン。正子さんからのサプライズ。 赤ん坊の手にもすうっとなじんだ。 口当たりが優しいし、口の中に入れたときのスプーンの厚みが絶妙で、その良さが分かるのか(どうかわからないけれど)この日初めて、用意した離乳食を完食しました!ちょっとびっくり。 木を削って人の生活の中に必要な道具を創る作業というのは、想像するだけでもとても根気がいるプロセス。しかも同じものを同じように創り続けることはきっと容易ではないはず。 craftsmanshipとは、作家のものづくりへの想いが一貫して揺らがず、素材の個性を最大限に引き出しながら想いを表現し続けていく、その持続力のことをいうのかもしれません。 craftmanという言葉を聞いて、ふと眼鏡づくりの職人だった祖父のことを思い出しました。 2012.11.21 Wednesday
Typography
美しいフォント。誰のデザインだろ。
デザインの勉強の中でも一番好きだったTypography。 懐かしきJimの授業。 90年代のHarper's Bazzar誌のArt Director Fabien Baronが好きで当時購読していたのだけど、ほとんど捨ててしまったよなぁ。残念。どちらかというとVogueよりもBazzar派でした。どうしても捨てられなかった数誌が確か本棚にあったはずなので、時間のあるときに見直してみよう。今ほとんど眠っている脳細胞が、少し動き出すかもしれないぞ 2012.10.07 Sunday
二子玉川ビエンナーレ ー子供のココロに芸術をー
昨日、二子玉川ビエンナーレというイベントに行ってきました。
二子玉川周辺に国内外で活躍するアーティストの作品が集まるほか、トークショーがあったり、人気ママブロガーのワークショップが行われたりと盛りだくさん。子どもたちが気軽に芸術にふれるチャンスです。イベントは今日7日(日)までなので、興味のある方は今から是非! 中でも私のお目当ては、ママ雑誌Neemがプロデュースする「中川正子写真館」。大好きなフォトグラファー中川正子さんが「家族写真」を撮影してくださる企画があると知って、いそいそアニキと出掛けてみました。整理券をもらえるかドキドキしていたのですが、運良くゲット!撮影いただけるチャンスをつかみ取ることができました。 ドキドキと順番待ち。周りには私と同じように撮影を楽しみにしてきたオシャレなママ&キッズやファミリーが沢山!私とアニキなんかめちゃ普段着で「あれ、もうちとガンバレがよかったか?!」と思いましたが、それもご愛嬌。普段の自分をありのまま撮っていただこう。 いざ本番!のとき。とびきりの笑顔の正子さんが目の前に。壁を作るどころか、瞬く間にアニキにBig Hug!!!一気にカメラマンと被写体の距離がなくなる。私も緊張がすんなりと解けていく。あと数週間もすると新しい家族が増えること。嬉しい反面、もうアニキと2人でデートできる時間がなくなってしまう寂しさが今同居していること。その2人で撮影できるラストチャンスに正子さんに撮影していただきたいことなど、一気に伝えた。 「かいとくん、そしたらもうママにしがみついちゃおう!」 正子さんの声にアニキがギュっと私にしがみついてきた。彼の表情は見えないけれど「いやーいい笑顔!!」の声に私もつられてクシャクシャの笑顔に。 カシャカシャカシャカシャ。 高速のシャッター音だけが響くほんのわずかな時間。 「いい笑顔撮れたよ〜。かいとくん、見てみる?」 撮影した写真はすぐにプリントして台紙に入れてくださり、受け取ることができます。 プリントの間も正子さんや編集部の方とおしゃべり。アニキったら正子さんにどれほど沢山の熱いHugをしてもらったことか!羨ましいぞ!笑。 そして正子さんが選んでくださった写真は... 台紙を開いた瞬間、まるでマグマが一気に噴火するみたいに感情がこみ上げてきて涙が出てしまった...。こんな素敵な「瞬間」を切り取ってくれた正子さんの気持ちに、ノックアウトされてしまったみたいです。もう2度と戻らない瞬間瞬間を私たちは生きているけど、写真はその一瞬の空気や気持ちや体温や記憶をとどめて永遠に残してくれる。きっとこの先、私はこの写真を見るたびに、この日の温かなぬくもりを思い出すだろう。アニキが私の背中に回した腕の感触を思い出すだろう。 別れ際に「最後にもう1回Hug!!」と正子さん。 「アニキいいなぁ、もう1回Hugしてくださるって!」と言う私に、 「ううん、今度はお母さんと!」 ギューーーッ。 負けじと私も正子さんをギューーーッ。 また涙でそう。 飾らず、気さくでまっすぐで、間口が広くて懐が深ーいとびきりチャーミングな女性(ひと)。本当に素敵な女性 アーティストとして、妻として、母としてパワフルに活躍する彼女をこれからも応援していきたい。 正子さん、本当にありがとうございました! 一生の宝物です。 2011.11.05 Saturday
作品展の様子
『はたらく消防の写生会優秀作品展』の様子はこんな感じでした。
人通りの多い地下道にズラリと並んだ子どもたちの作品。 他小学校の子どもたちの作品も見ることができてとても興味深かったです。表現の仕方もそれぞれだし、見え方の違いが子どもらしく愉快で、また豪快でダイナミックで思わず見入ってしまいます。 グレーがかった紙に画面いっぱいはしご車を描いた子。 黒の使い方がなんだかバスキア風で好きな作品。 2台の消防車を前からのアングルで描いた子。バイキング?それとも宇宙人?みたいな(笑)笑顔の消防士さんの頭上には、2羽の鳥が舞っています。なんとものどかなかわいい作品。 撮影をしている時、足を止めて見ている人もたくさんいました。 こんな風に子どもたちの力作を展示する空間と機会を与えてもらえて本当に嬉しい。有り難いことです! また来年もステキな作品に出会えますように。 2011.11.04 Friday
表彰式
先日入選を果たした兄貴の絵。
その表彰式が昨日の文化の日、駒澤大学のホールを借りて行われました。 兄貴も七五三の時の一張羅を着て参加 案の定緊張モードにギアが入り、そわそわそわそわ落ち着かない。親とは少し離れた席に座らせられて、しょっちゅう振り返っては不機嫌顔。心配になって「どうした?」って声かけても、けむたがられるアタシとパパ。どんだけ緊張しいやねん! 順番が近づき誘導されて、その緊張もMAX!緊張のあまりあくびも出る始末 いよいよ壇上へ! 審査員のやくみつる氏が真近にっ!! 名前を呼ばれ緊張した声で「はい」と返事。 一礼して賞状を受け取ります。よくできたよ、兄貴! そりゃドキドキするよね。とりあえず無事に終わってよかったよかった! 今年の最優秀賞の絵は他校のお友だちでしたが、消防車のみならず、まわりの風景もよく描かれ、消防士が大きく活き活きと描かれていた上、当日一緒に写生していたお友だちのことも描いているこちらの作品。色使いも鮮やかでワクワクする波動が伝わってきます。 最後に祝辞をくださったやくみつるさんの言葉が、ユーモアがありながらもとても良かったです。 自分が表現した作品が選ばれるということの稀有さ、貴重さ。 作品を描いているときの子どもたちの集中力の凄さ。 また何かを創りだすときに、すぐにインターネットやデジタルなツールから情報や知識を得るのではなく、自分の足で歩いて体感したり、図書館へ行って調べたりといった作業の大切さ。 やくさんが伝えたかったことは、デジタルがいけなくて、アナログが良いということではなくて、デジタルのスピード感や手軽さを知る前に、きちんと自分の頭で考えたり悩んだり、本で調べたりするという「面倒」な作業を知ることの大事さだったのかなと理解しました。 有り難くも貴重な体験をすることのできた兄貴。帰りの電車の中でようやく緊張の糸がほどけたのか「あー表彰式楽しかった!」ですって(笑)。兄貴、良かったね 2011.09.20 Tuesday
入選!
今年の春先、小学校で「第61回はたらく消防の写生会」というイベントがありました。小学校にはしご車や消防車、救急車などがやってきてくれて、子どもたちが思い思いに描く催し。
その写生会で、うちの兄貴の作品がな、なんと入選を果たしました! パチパチパチ! その作品がこちら! アタマの硬くなった大人目線からするとお世辞にも「上手い」とは思えないのですが、選考会に兄貴の絵をクラスの代表の1枚として選んでくださった担任の先生のお話では「タイヤが大きく力強く描けていて活き活きとしたいい作品」とのことでした。 審査員には小笠原登志子さん(多摩美術大学教授)、やくみつるさん(漫画家)がいらしたとのことなので、その道のプロフェッショナルに選ばれたというのはとても嬉しい!「上手く描こう」とか「褒められよう」とか、そういった邪念のない線の勢いや大胆な構図はもう大人には描けないんだよなぁ。羨ましい。兄貴、スポーツだけでなく、クリエイティブな道も選択肢としてありかもよ?! 選考会に提出する1枚に選ばれただけでも有り難かったのですが、作品が入選したと聞いたときは、多分兄貴よりも舞い上がった父ちゃんと母ちゃんです 実は来月、兄貴の作品を含め、他の小学校で選ばれた入賞作品155点が展示されることになりました。(兄貴の作品は後期に展示予定) 『はたらく消防の写生会優秀作品展』 展示場所:国道246号下連絡地下道(玉川高島屋〜東急二子玉川駅) 展示期間: (前期)10月15日(土)−25日(火) (後期)10月26日(水)−11月4日(金) 自分で表現したモノが選ばれるのって本当に純粋に嬉しいもの。 私も未だに幼稚園のときに描いたりんどうの花の絵を褒められたときのなんとも誇らしい気持ちを、今もハッキリ覚えています。そのりんどうをクレヨンで描いているときのクレヨンを紙に滑らせる感触や、背景を絵の具で淡いピンク色に塗って、りんどうの花の濃い紫色が映えた瞬間の感動も覚えています。あの時先生に「絵がうまいね」って言われたことがきっかけで、絵を描くのが好きになったんだよなぁ。 この受賞が兄貴の中にどんな広がりを見せるのかは未知だけれども、大きな自信になったことは確実。これからも兄貴らしく、自由に創造のパワーを見せていってほしいと願っています。 そうそう、さらに!11月には表彰式もあるみたいで、なんだか今から母ちゃんのほうがドキドキです(笑)。 おめでとう!兄貴。よかったね! 2011.07.22 Friday
Alexander Calder
今日のGoogleトップページにAlexander Calder(アレクサンダー・カルダー)のモビール作品。
今日22日はCalder氏の生誕113年記念なのだそう! 最高に大好きなアーティストの1人 学校で彼の本をデザインする課題があって、作品や彼の生い立ちや人柄など調べていくにつれ、その魅力にどっぷりはまってしまったことを思い出します。Popだけど、緻密で絶妙なバランス感。色や素材、サイズのインパクト。チャーミングな人柄もたまらない。 モビール作品以外にも、Cirque Calder(カルダーのサーカス)という作品がとても有名なのですが、小さな人形たちを自ら動かして作品を見せていた姿は本当に「子ども」のようでした。キラキラと瞳を輝かせていて、本人が一番楽しそう(笑)。ピカソもそうだけれど、偉大なアーティストに共通するのは子どものような純粋性をずっと持ち続けていることのような気がします。 Cirque Calderの制作途中の彼にインタビュアーが「作品が完成するのはいつですか?」と問うと、ふふふ、といたずらっ子のように笑いながら、 "When It's done, It's done!" アーティストにしか分からない作品の最終形のタイミング。 あとで久しぶりに彼の作品集を開いてみよう。 2010.06.18 Friday
My シーサー
春休みトリップで行った石垣島でシーサー創りを体験してきました。
滞在したホテルのお土産ショップのディスプレイにあった1つのシーサーに目が釘付け!なんとも力強い目力と質感や表情がたまらず、滞在中そのお土産ショップへ何度も見に行っていたのです。するとその作家さんの工房でシーサー創りを体験できると知り、早速パパに連れていってもらいました。 工房谷池。とても表情豊かで力強く、でもどことなく素朴な質感と愛嬌のある表情のシーサーを作っている作家さんはどんな男性だろう・・・と思って工房に伺うと、迎えてくれたのはナチュラルで静かな空気をまとった女性でした。谷池祥依さん。赤瓦と漆喰で作るシーサーや石垣島の土を使って器を作っていらしゃいます。 まずは自分が作るシーサーのイメージに合わせて、赤瓦を選びます。瓦のカーブ具合で口元の表情が決まるのでなかなか重要。一通り谷池さんが作り方を説明しながらデモンストレーションしてくれます。さすがに手際が良くて、あっという間に完成。 で、私も作ってみました!(写真下)ちょっと横っ座りな感じのシーサーくん。知らなかったのですが、口を開いているシーサーはオス。口を閉じているのはメスです。大きくあいた口で運を呼び込み、その運が逃げないようにメスのシーサーは口を閉じているのだそうです。 初めて漆喰を触ったのですが、とても気持ちよかった!柔らかく扱いやすい素材で、すぐに固まってしまわないので初めての私でもじっくり取り組めました。1時間半ほどでなんとか完成!いやー無心で物創りをするのって久しぶりで、普段使わない脳細胞が刺激されてすごくリフレッシュできました。作っている間聴こえてきたのはJazz心地よい音楽と開放感のある工房でお庭の緑を目の端に感じながらモノ創りをするなんて最高です! 東京へ戻って3週間を過ぎた頃、漆喰が乾いたMyシーサーが石垣島から届きました。それで早速アクリル絵の具を使って自分で着彩 ジャーン!どうでしょうか。 谷池さんの作品に少しでも近づけたくて頑張りましたが、やはり本物にはかないませんね それでもやっぱり自分で作ったので愛着もあって、とぼけた表情すらかわいい!と思ってしまう親バカです(笑)。今は玄関に鎮座して、強運を呼び込むべく大きな口を開けて我が家を守ってくれています 2010.02.25 Thursday
素晴らしき子ども目線!
とある週末の世田谷美術館。
たまたま砧公園で出逢った幼稚園のお友だちファミリーと、そのお友だちのお姉ちゃん(小学校2年生)の作品が展示されているというので、一緒に見にいきました。造形教室の生徒さんたちの作品展だったのですが、これがなかなか興味深い作品が多くて、子どもたちの自由な発想力と創造力に刺激を受けました おぉ!久しぶりに見る石膏像!むかーし描いてましたよ、アタシも。 この人も描いたことあるような気がします。アフロディーテさんでしたっけ?この石膏像、デッサン力を養うには最高の素材です。見る場所、見る角度から全然表情が違って見えるし、その陰影、立体感を紙という平面に描いていく作業というのは、面白いけれど本当に難しい。アタシはダメでした。苦手でしたよ そしてこの難しい石膏を子ども目線で描くと・・・ こうなります! どうですかっ!この素晴らしき描写力! この思い切りのいい平面さ加減がたまりません(笑)!でもちゃんと特徴を捉えていて、素晴らしいのです。大人には絶対描けないですよねー。あまりの出来栄えにしばらくその場に釘付けになってしまいました。 上手に描こうとか、そっくりに描こうとかするのはこれからいくらでも出来るけど、見たまま、感じたままを表現できる子どもの創造力にはかなわないなぁ。本当に素晴らしいです!いい刺激を受けた午後でした。 2008.06.24 Tuesday
LONG LIFE DESIGN
先週15日 (日) 放送の情熱大陸は、なんだかとっても得した内容で嬉しかった。なぜなら、最も尊敬するグラフィックデザイナー 松永 真氏(女性誌 『non-no』 『MORE』 のタイトルデザイン、ティッシュのScottie、ベネッセや東京三菱銀行のロゴデザイン等) と 佐藤 卓氏 (「明治おいしい牛乳」 「ロッテ キシリトール」「ロッテ ミントガム」 等のパッケージデザイン) がちょっぴり出演したから
フューチャーされていたのは ナガオカケンメイ 氏、デザイナー。ナガオカ氏は主に、2000年に立ち上げた「D & DEPARTMENT PROJECT」を拠点に活動している。 彼を称する、印象的だったナレーションがあった。 「形を作らず、『価値』 を作るデザイナーである」 彼は 「モノ」を作らずに、 D & DEPARTMENT PROJECT のコンセプトで賞を獲得しているのだ。長く使われていること=デザインが優れていると 考えている彼は、それを現代の生活に蘇らせることを生業にしている。それは例えば、アラジンの魔法瓶だったり、ツバメノートだったり、ノリタケの食器だったり...etc。 「今、日本人に必要なのは LONG LIFE DESIGN だと思う。長く使えるものをデザインして、それを使い続けられる環境をデザインする、というのは昔の日本にはあった気がする。」 という彼の言葉にハッとする。最終的に 「捨てる」 ことを基本に作られたモノ作りではなく、「捨てることを前提としない」 モノ作りをしていかないといけない、というのは、今の環境問題に対し、企業やデザイナーへの大きなヒントになるのではないだろうか。 さらに興味深いのは、自らを 「おせっかい」 と称しながら、デザインで頑張っている企業を応援したいという気持ちから、無印良品のアイテムの買取り、再販売を行っていること。番組内で 「(無印良品には)許可なく(笑)、でも怒られるまでやる。」 と笑っていたけれど、シンプルで飽きのこないデザインを低価格で展開し続け、ビジネス展開している無印良品と、デザインリサイクルはどこまでビジネスとしての接点を持てるか、という可能性を探っている。 デザイナーの独りよがりでデザインされたものではなく、長く使えるもの、捨てなくていいものを創造することこそ、これからのデザイナーの大きな使命であり、また私達消費者も、「本当にいいデザインとはどんなものなのか」 を見極める目を持っていかなくていけないと思う。 高価なモノをたくさん手に入れたり、新しいモノをいち早く取り入れることが豊かさの象徴ではない、ということも、もう一度考えたくなる番組でした |