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街と心のバリアフリー
息子をスリングに入れて抱っこしたり、ベビーカーに乗せて外出する機会が多くなりました。外出は私にもいい気分転換になるし、息子にとっても外の空気や日差しの暖かさを感じることの出来る大切なひととき。ところが外出するようになって、この国のバリアフリーのレベルについてあらためて考えさせられるようにもなったのです。

**ベビーカーやスリングで外出したときに気づいたこと**
・道に段差が多い
・歩道をものすごいスピードで走る自転車と接触しそうになる
・電車に乗る際、ホームと電車の間が大きく離れていることがある
・電車やバスで優先席など座れることが少ない
・駅にエレベーターがない(階段しかないところもある)
・道が狭い

外出する前にはまずお天気をチェックして、雨の心配がなく寒くなければベビーカーに乗せようとか、行き先までのアクセスで駅にエスカレーターやエレベーターがあったかどうか思い出して、スリングにするかベビーカーにするか迷ったり、電車内が混んでいると予想されるときは抱っこしていこうとか、荷物が多くなるそうだからベビーカーが楽かなとか、とにかく様々頭の中で考えてから準備しています。
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道路の段差や駅や交通機関の設備の充実もさることながら、人の「気持ち」にもバリアフリーが必要に感じるのは私だけでしょうか。我が家の周辺は自転車利用者がとても多くて、特に高校生がバイクのテクニックを見せつけたいのか、ベビーカーすれすれで猛スピードで走り去って行ったりする時などは思わずわず息をのんでしまいます。。。この間は息子を抱っこして電車に乗ってドア近くに立っていたのですが、目の前にいたおばさんが「なんでこんな混んでる電車に赤ちゃんなんか連れてくるかしらねー」と後ろにいたご主人に耳打ちしているのを私は見逃しませんでした!「まったくこのバカ親が!」くらいな雰囲気で悲しかったなー。どうしてこの国の女性たちは、いえ、一部の女性はこんなにも気持ちが冷たいんでしょうか。これまでに電車やバスの中で席を率先して譲ってくれたのは、意外にも若い男性でした。座っていた席にまず自分の荷物を置いて、少し離れた私に声をかけてくれた方、本当にさわやかに何の躊躇もなくさっと立ち上がってくれた方。その優しさがとても嬉しく、気持ちが温かくなる瞬間です。私も息子にこういうさりげない思いやりを他者に与えられる人になってほしいし、そんな風に育てたいなと思います。
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都市や街の設備や機能を整えることはもちろんですが、そこに住む人々がもう少しお互いに思いやりをもって生活することが大事なような気がします。優先席でかたくなに目を閉じる人や、赤ん坊の泣き声に迷惑そうに顔をしかめる人が少なくなって、自分さえ良ければいいというネガティブな心の垣根がなくなるといいなと願っています。

| 育児*育自 | 16:43 | comments(3) | trackbacks(0) |
love actually

久しぶりにDVDで映画を観ました。好きなRichard Curtisの作品でずっと気になっていた"love actually"。彼の過去の作品(脚本)の"Four weddings and a funeral"もステキな映画だったけれど、クリスマスに近い今の時期におススメのチャーミングな作品。クリスマスを数週間後に控え、フツーの人々がクリスマスというイベントに背中を押してもらって、普段よりほんの少し勇気を出して「何か」を成し遂げていく様子がオムニバスで描かれています。キャストが豪華で、Curtis作品にはおなじみのHugh GrantEmma Thompsonだけでなく、さりげなくBilly Bob Thorntonが出ていたりして楽しい。
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ものすごい特撮やアクションが売りの作品より、さりげない普通の生活の中に、ささやかな幸せをなんとか見つけようとがんばっている人達の話が好きです。小さなハッピーでもこんなに温かな気持ちになれる自分を見つけるとほっとするし、少しうつむきがちだった頭を少し上げてみたくなる。観終わった後に気持ちがほんわかして、ほんの1ミリほど宙に足が浮くような映画がいい。「世の中まだ捨てたもんじゃないな」って思えるそんな映画が好き。
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この映画の冒頭のセリフが今の時代を反映して心に沁みます。
"Whenever I get gloomy with the state of the world, I think about the arrivals gate at Heathrow Airport. General opinion's starting to make out that we live in a world of hatred and greed, but I don't see that. It seems to me that love is everywhere. Often it's not particularly dignified or newsworthy, but it's always there - fathers and sons, mothers and daughters, husbands and wives, boyfriends, girlfriends, old friends. When the planes hit the Twin Towers, as far as I know none of the phone calls from the people on board were messages of hate or revenge - they were all messages of love. If you look for it, I've got a sneaky feeling you'll find that love actually is all around. "
| 映画 | 14:32 | comments(6) | trackbacks(0) |